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1985年2月、東京大学東洋文化研究所の深井晋司教授が亡くなりました。古代ペルシャ美術、特にガラスについての世界的権威だった深井教授は同年3月に研究所を定年退職する予定で、前年の8月から本著を出版するべく準備していたということです。没後、関係者によって刊行された本著は、全238ページの大型本で、おそらく日本で発行されたとんぼ玉をテーマにした本のなかで最も豪華で迫力のある1冊に違いありません。豊富な図版は全てカラーで非常に鮮明、解説は田辺勝美氏や谷一尚氏が執筆。主だったとんぼ玉は原寸大の実測展開図まで掲載されています。
図版で取り上げられているとんぼ玉は「ペルシアすなわちイランで出土もしくは入手したガラス玉」であり「必ずしもイランで製作されたことを意味しない」とのことで、いわゆるフェニキア玉と呼ばれている重層貼眼玉がメインです。フェニキア人は紀元前6−4世紀にはアケメネス朝に服属しており、とんぼ玉の多くはこの間にフェニキア人の支配するレヴァント地方やカルタゴからペルシアにもたらされたと思われます。参考図版にはモザイク芯玉やローマの人面とんぼ玉も紹介されています。共著者である高橋敏氏はプロの写真家であり、クオリティの高い写真集としても評価することが出来ます。(2007.7.23)
Masters: Glass Beads〜とんぼ玉の名匠たち〜 KOBEとんぼ玉ミュージアムでは本書の出版を記念して2008年 7月11日(金)から10月6日(月)までの間、掲載される世界の名匠40名の作品を紹介する企画展を実施する予定です。
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