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ジャワ玉(ジャティム・ビーズ)

 ジャティム(Jatim)とはジャワ・ティモール(Java Timur)を縮めた略語で、ジャティム・ビーズとは、主にインドネシアのジャワ島で発掘される独特の模様を持つビーズを指します。多くは、黄・緑・茶などの単色のコアを持ち、表面にカラフルな小円や線模様が施されており、その意匠は西アジアのモザイク芯玉の影響を強く受けているとされています。
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 ジャティム・ビーズの中でも、羽根模様(主に青・白の2色か、青・白・赤・黄の4色)を持ったものは、特にManik pelangi(Rainbow beads、プランギ、右の写真)と呼ばれ、他にもManik itik(Duck Beads)やManik burung(Bird Beads、マニックブルン)などと呼ばれるものがあります。

 これらのジャティム・ビーズは、しばしば「マジャパヒト・ビーズ(Majapahit beads)」と称されることもありますが、『MANIK-MANIK di Indonesia (BEADS in Indonesia)』によると、この名称は骨董商が親しみやすく分かりやすい名前をつけただけで、実際には13-16世紀に栄えたマジャパヒト王国の遺跡からは一切見つかっていないということです。「マジャパヒト・ビーズ」の名称はL.S.Dubinによって『History of Beads』の中で紹介されたため(例えば巻末のビーズ年表903番など)、誤って広まってしまったということです。

 『Manik-』によると、ジャティム・ビーズは発掘調査の結果などから、300年ごろから製作が開始され遅くとも900年ごろまでにジャワ島東部で作られ、現在、発掘されるのもこの地域にかたよっているということです。・・・続く(2006.4.17)

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【とんぼ玉とビーズの世界史】
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