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ケルト玉(ハルシュタット文化) 〜B.C.450年頃

ケルト玉 1846年、オーストリア・ザルツブルク南東の村『ハルシュタットHallstatt』にある古代墓地が発掘され、中央ヨーロッパにローマ人が到来する遙か昔、ケルト人による高度な文明が成立していたことが判明しました。紀元前800年〜同450年頃に、現在のオーストリアからバルカン半島北部、フランス東部にいたるドナウ川流域を中心とする広い範囲で栄えた文化は『ハルシュタット文化』と呼ばれ、スロベニア(旧ユーゴスラビア)の都市、ノヴォ・メストNovo Mesto近郊の町Brezje pri Trebelnemにあるハルシュタット文化期の遺跡からはフェニキア玉(写真右)が見つかりました。

ケルト玉  ケルト語で「製塩所の場所」という意味であるハルシュタットには岩塩の採れる鉱山があり、ケルト人はこの地で塩をつくり交易に行い、紀元前6〜5世紀にはハルシュタット以外の場所でも盛んに地中海地方と交易を行っていたことが判明しています。とんぼ玉は主にフェニキア人によってもたらされたと考えられており、左の写真(プラハ国立博物館蔵)のようなとんぼ玉はケルト玉と呼ばれています。

 左下の写真もノヴォ・メストNovo Mesto近郊のSmarjetaにある遺跡から出土したガラス玉とコアガラスの破片で、右下は同じくスロベニアのグロースプリェGrosuplje近郊の古墳から出土したものです。(ウィーン自然史博物館Naturhistorisches Museum Wien蔵)

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 紀元前600年頃にマッサリア(現在のマルセイユ)にギリシア植民市が形成され、地中海沿岸からローヌ川をさかのぼる新たな交易ルートができると次第にハルシュタットは廃れていき、紀元前450年頃からは、あらたに『ラ・テーヌ(スイス・ヌシャテル湖北端の村)文化』が興隆していきました。
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