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川田順造コレクション

 レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』の翻訳などで知られる文化人類学者、川田順造氏。西アフリカ内陸でのフィールドワークの傍ら、とんぼ玉を蒐集してきたことで知られています。コレクションの一部は由水常雄氏「とんぼ玉」に掲載されているほか、古美術雑誌や著作集でもコレクションについて触れています。

 1976年9月号の「小さな蕾」には「アフリカのトンボ玉」と題した文章が掲載され(写真)、1995年に発行された著作集「アフリカの心とかたち」に再録されています。76年当時の文章と、95年の再録時の文章には若干の違いがあり、その手直し、追加部分からは約20年間のコレクションの歩みを伺い知ることができます。

 例えば、76年には「折にふれてぽつりぽつり買っていたのが、いつのまにか小さなボール箱にいくつかたまった」とあるのが、95年には「いつのまにかボール箱いくつかにたまった」とあり、「小さな」が省かれています。20年間とんぼ玉を集め続け、その量も格段に増えたのだと思います。また、追加部分として、「私のコレクションの中にも、白く風化した古代フェニキアあたりのものかと思われるガラス玉も混じっている」と珍しいとんぼ玉について特記しています。

 そして締めくくりには、「とにかく玉というものには、それを手にした人の心を、前後の見さかいなくとりこにしてしまう不思議な魅力があり、だからこんなにも世界中に散らばったのであろう。玉に見入るうちにたまに魅入られる-私もそのとりこになった一人だ」と付け足しており、とんぼ玉に魅了されてしまった思いを率直に書き綴っています。(2009.7.1)

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【とんぼ玉とビーズの世界史】
人類最古のビーズ(10~9万年前 )  古代エジプト・隕石のビーズ(B.C.3000年頃)   宝貝のビーズ(B.C.1000年頃~)   17世紀のとんぼ玉   20世紀のとんぼ玉

【重層貼眼玉】  
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【日本・中国のとんぼ玉】
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【アジア・オセアニアの諸民族】
台湾・パイワン族(排灣族)  《民藝 76号》  ボルネオ島・ダヤク族  パラオ共和国(ウドウド)  ミクロネシア連邦(ヤップ島)  インド・ナガ族

【アジアのとんぼ玉】
インド・バラナシ  インドパシフィックビーズ  ジャワ・ジャティムビーズ  ニューギニアビーズ

【東南アジアの遺跡】
タイ・バンチェン  ベトナム・サーフィン  ベトナム・オケオ  ラオス・ジャール平原

【コレクション】
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